70: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/30(月) 23:00:30.85 ID:q9fUR5lJ0
放課後 スクールアイドル部 部室
ランジュ「みんなに色々伝えないと…」
ガチャリ
愛「いい曲だね、これ」
果林「ええ…ダンスもそうだけど…演出もすごいわ」
しずく「……」ポヤー
栞子「……」
愛「ランジュさん、新曲作ってるなんて知らなかったよ」
果林「ええ、そうね。次のレッスンの課題かしら?」
ランジュ「…え?」
ランジュ(愛と果林が見ている画面に、私がいる。だが)
ランジュ(聞いた事のない曲。歌声も私、振り付けも私。だが、これは)
ランジュ(私はこんな曲を歌った覚えはない、踊った覚えもない。だが、画面の中にいるのは確かに私だ)
ミア「驚いた?」
ランジュ「ミア」
ミア「これが、ランジュだよ」
ミア「簡単に、作れる。天才たるボクが作った楽曲に、一流のダンサー、ボイストレーナー。そして過去のランジュを組み合わせれば」
ミア「こうして、新曲を出す事が出来る。こうして二人が絶賛するほどにね」アハハハ
ミア「いいかい、ランジュ。簡単に作れるんだよ。だから、この曲も歌もダンスも何もかも」
ランジュ(聞きたくない、やめてミア。あなたがそんな事を言わないで)
ミア「同じ事が出来れば、ランジュじゃなくていい。そこにランジュ自身はいない」
ランジュ「…ぁ…」
ミア「バカンスにしてはやることがハードすぎるよ、ランジュ。じゃあね」スタスタ
ランジュ「ま、待って!」
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