37: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 18:27:02.10 ID:F2WpVU4e0
ペラッ
アリナ「・・・・・・」
ペラッ
アリナ「・・・・・・」
ペラッ
アリナ「・・・・・・」
パタンッ
アリナ「・・・・・・・・・・」ゴソゴソ
かりん「アリナ先輩・・・?」
アリナ「はい、コレ」ズイッ
かりん「えっ、わっ、これは? スクリーントーン? わあ、綺麗なトーンなの」
アリナ「追手の心が盗まれるトコ、ああいうシーンにはそんなトーンを使ったらいいと思ったワケ」
かりん「あっ、確かにぴったりなの。早速画材屋さんで買ってこなきゃ」
アリナ「それ、あげるカラ」
かりん「えっ?」
アリナ「300円くらいの価値はあると思ったワケ。このマンガ」
かりん「えっ・・・あ・・・・・・。も、もしかして、このトーン、さっき画材屋さんで、わたしのために探してくれたのっ?」
アリナ「いや、それは違うケド。アナタがアリナにきりんを描けって言うカr―――」
かりん「わぁ、アリナ先輩にそこまで褒めてもらえるなんて嬉しいの! すごくすっっごく嬉しいのっ!! ありがとうございますなのっ!!」ニパッ
やちよ「えっ、うそっ、御園さんが一瞬であんなに自然に笑った・・・?!」
みふゆ「アリナのあんな適当な評価で笑顔になったんですか・・・?!」
郁美「プロのメイドさんの私にも笑顔にできなかったのにっ、なんかくやしーっ!!」
十七夜「くっ、なんなんだこの敗北感は・・・?!」
みたま「あらあらぁ〜。かりんちゃんが一番欲しかったのはアリナの褒め言葉だったのねぇ〜。うふふっ、やっぱり可愛いわ〜」
みたま「ねえねえ、そのマンガ、私にも読ませてちょーだい」
アリナ「ウェイトウェイト。調整屋。アリナのディスペルがまだ終わってないヨネ? 遊んでないで早くしてほしいんですケド」
みたま「ああ、そのことなんだけどぉ」
アリナ「ワッツ?」
みたま「あなた、かりんちゃんのその宝探しのマンガ、今初めて読んだのよね?」
アリナ「そうだケド。それがなんなワケ?」
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