914:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 09:03:34.04 ID:KbfSVIxh0
『精霊樹の森』
アオ〜〜ン ワンワン
子供「雪の中じゃ音が吸い込まれて遠くまで届かないや」
子供「ここに来たら匂いで直ぐに見つけて貰えると思ったんだけどなぁ…」
ドスン ドスドス
子供「む!」---枝から雪が落ちた---
子供「…」---エルフだな?僕を伺ってる---
子供「あぁぁぁダメだぁぁぁ凍えるぅぅ…死ぬぅぅ」キョロ
子供「…」キョロ
子供「な〜んか一人芝居するのも馬鹿みたいだ」サクサク
子供「…」クンクン
子供「…」---獣の匂いだ---
子供「ちょっとマズイかも…」スラーン ピカー
子供「何処に居るんだ?僕は怖く無いぞ!?」キョロ
グルルル ゥゥゥゥ
子供「ウルフの群れか…」
ウルフ「ガウルルル」ダダダ
子供「この光る剣が怖いかい?」ブン ブン
ウルフ「ゥゥゥゥ」タジ
子供「ごめんごめん仕舞うよ」スチャ
ウルフ「ガウルルル」ノソノソ
子供「怖がらなくて良い…怪我してるんだろ?おいで」
ウルフ「グルルル…」
子供「こうすれば分かるかい?線虫!」ニョロ モソモソ
ウルフ「ギャフンギャフン」ピョン ダダダ
子供「驚かせたらごめんね…何匹居るのかな?」クンクン
子供「5匹?離れにもう一匹居るな」
子供「君達は家族だね?僕は何もしないよ…僕は友達を探しに来たんだ」
子供「僕は森の言葉があまり分からないから君の言う事も良く分からないんだ」
子供「よっこら」ドッスン
子供「出ておいでよ傷なら治してあげるから」
ワンワン シュタタタ
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