872:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 08:20:38.35 ID:KbfSVIxh0
『夕刻』
ザブ〜ン ユラー
見張り「ガレー船が帰って来やしたぜ?」
海賊の頭「遅せぇんだボケが!!略奪品の載せ替えと伝令を出せ!」
海賊共「へ〜い!!」
海賊の頭「幽霊船は見失って居ないだろうな?」
見張り「奴ら霧が晴れた海岸線沿いににある島に向かっているみたいっす…霧の中のこの船に気付いた素振りは無いっすね」
海賊の頭「島だと?何か隠して居たのか?」
見張り「灯台の建築が止まったままの島っすよ」
海賊の頭「遠浅で船が寄れなかった孤島だな?しかし何故あんな孤島に…」
見張り「あの孤島なら霧の中からでも大砲の射程に入りますぜ?」
海賊の頭「ぐふふふ…気付かれない様に射程に入れろ…あの船を落とせばお宝はこっちの物だ」
海賊共「お頭ぁ…今晩やるんで?」
海賊の頭「相手は海賊王の娘だ…まずは様子を伺う」
海賊共「さすがお頭…相手の力量を知ってるんすね?」
海賊の頭「俺は奴らの戦い方を見たことがある…用心するのは気球から撃って来る爆弾と突然変わる天候だ」
見張り「天候が急に変わる?」
海賊の頭「そうだ…嵐に備えろ」
見張り「ガレー船の奴らを捨て駒にするって言うのは?」
海賊の頭「そりゃ簡単な話よ…特攻させて相手が上手なら俺らは逃げる…村の略奪品を持ってな!だはは」
海賊共「ガレー船の奴ら言う事聞きやすかね?」
海賊の頭「あいつ等は北方の海賊だ…女だけ与えておけば満足する阿呆ばかりだ」
見張り「なるほど…海賊王の娘と知ったら勝手に特攻すると…」
海賊の頭「負け戦には点で弱いが…大砲を当てて勝ちを演出すりゃしっかり働くだろうよ」
海賊共「うぉぉぉ!!頭ぁぁ一生付いて行きやすぜ!!」
海賊の頭「ぐっふっふっふ…ダーッハッハ!!兎に角今は略奪品の載せ替えを急げぇぇ!!」
海賊共「うぉぉぉぉ!!」ドタドタ
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