870:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 08:18:49.43 ID:KbfSVIxh0
『貨物用気球』
フワフワ バサバサ
女戦士「商人!地図と地形の比較はどうだ?」
商人「向こうに見える山が多分この山さ…今居る場所を特定するならもう少し地形を見たい」
女戦士「海岸沿いに飛ばせ…見失うな?」
剣士「分かってる…これ羅針盤の差す方向が東と西が反対だ…頭がこんがらがる」
商人「地図を逆さに見た方が良いね…全然違う地図に見える」
剣士「海側は霧が張ってて何も見えない…目印は遠くの山だけだ」
女戦士「…しかし不毛な地だ…木が無いとはな…」
剣士「低木は雪で隠れてしまっているね」
商人「川だ!!川が見える…だとすると此処ら辺りか?」ドタドタ
剣士「少し進路変えようか?」
商人「大丈夫!このまま海岸沿いに進んで…次の川を見つけたらほぼ位置が断定出来る」
剣士「太陽の位置と方角が合わない…南から太陽が昇る?」
商人「この機械の時計と太陽の位置を記録して欲しい…出来るね?」パサ
剣士「うん…時間は合ってるの?」
商人「合って無い…後で補正するんだ」
剣士「なるなる…緯度を割り出したいんだね?」
商人「太陽の位置がおかしいのは南極に近いからさ…今のままじゃ季節も分からない」
女戦士「ふむ…やはりこの内海が南極に位置したとするともう航海出来る海では無いな」
商人「そうなるね…外海に出ないといけない」
女戦士「目指すは流氷の行く先と言う事か…危険が過ぎるのだが」
商人「幸いフィン・イッシュへは外海から回り込める」
女戦士「内海を横断出来ないとなると相当な長旅になる…補給も宛てに出来んのでは…」
商人「兎に角現在地の確定と食料の確保を急ごう」
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