853:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 08:07:58.22 ID:KbfSVIxh0
『納屋』
ガラガラ バタン
商人「はぁぁぁ暖かい…」
剣士「ランタンで湯を沸かしてるんだ」
商人「さすが旅慣れてるねぇ」
剣士「なにか情報はあった?」
商人「どうも霧のせいで商船の航海が滞っているらしい」
剣士「急に寒くなったからだね?」
商人「だろうね?海はまだ暖かいんだよ」
剣士「日の出の時間が違うとか方角が違うと言う話は出てない?」
商人「聞いてないなぁ…兎に角ゴタゴタしてる…豪族も内輪で揉めてたりね」
剣士「あーそれか…僕が要らない事をしたからだな」
商人「いつもそんな感じだから豪族はまぁ良いんだ…それよりこの島は燃料不足が深刻だよ」
剣士「え?」
商人「元々暖かいから暖を取るための木材とか石炭が無いんだ」
剣士「広場で燃やして居たのは?」
商人「ヤシの木だね…あっという間に燃えて無くなる」
剣士「寒さがいつまで続くかだよね…」
商人「う〜ん」
剣士「凌ぎでいくつかクヌギの木でも育ててこようか?」
商人「豪族が独り占めするのが目に見えてるんだ」
剣士「無いよりはマシでしょ…簡単だから少し植えて来るよ」
商人「そうかい?」
剣士「まぁ夜中に線虫もやりたかった事だし…行って来る」
商人「気を付けて」
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