852:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 08:07:28.22 ID:KbfSVIxh0
『納屋』
ガラガラ バタン
剣士「よく貸して貰えたね?ここなら個室だ」
商人「僕は闇商人だよ?割と伝手を持ってる」
剣士「宿の方はどうなってるの?」
商人「もう一杯さ…明日商船が出て行ったら部屋が空く…一応確保しておいた」
剣士「酒場も一杯で入れないらしい」
商人「魔女の目は千里眼で見えない?」
剣士「多分狭間の中…見えないよ」
商人「移動してるんだね」
剣士「うん」
商人「まだ寝るには少し早いから少し情報集めてくるよ…剣士はどうする?」
剣士「そうだなぁ…僕は女オークと一緒に船の様子見てこようかな」
商人「じゃぁ僕はなんとか酒場に入ってみる」
剣士「あとでここに集合で」
商人「うん…行って来る」ガラガラ バタン
『桟橋』
ギシギシ
剣士「商船2隻と豪族の船2隻…」
女オーク「沖の方に見える光も船よね?」
剣士「多分ね…3隻かな?待機してるんだね」
女オーク「幽霊船はこの桟橋に入ってくると思う?」
剣士「来ないだろうね…近くに停泊したまま小舟で来るんじゃないかな」
女オーク「それにしても霧が冷たい…」
剣士「君はこの異常気象はオークシャーマンの力だと思う?」
女オーク「多分そう…天候を操るのは見た事有るの」
剣士「地軸を動かせるとか…君が知る訳無いよね?」
女オーク「私は地軸というのが何なのか理解できない」
剣士「まぁ普通はそうだよね…研究者とか魔術に精通して無いとね」
女オーク「その地軸が動くというのは大変な事なの?」
剣士「僕も影響は詳しく分からない…でも4000年前は文明が滅ぶ程の影響が在ったらしいよ」
女オーク「どうやって滅んだのかしら?」
剣士「想像付かないよ…地震とか噴火とか津波かな?」
女オーク「今まで経験した事の無いくらい大きな災害だったのでしょうね?」
剣士「今まで?…そうだな一気に来るとは限らないのか…ゆっくりジワジワ滅んだ可能性もあるな」
もしも何年も冬が続いたら食料が無くなる
病気も冬の方が蔓延しやすい
住みやすい場所に移らないと何年かして衰退するのは考えられそうだ
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