勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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674:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 21:02:00.85 ID:pYa2Z27w0
『飛空艇』


シュゴーーーーー バサバサ


商人「このまま4時の方向…陸が切れたら南に進路を変える」

剣士「おっけ!!高度上げる」グイ

商人「重力を結構感じるね…その分早いって事か」

剣士「偏西風に乗れれば安定飛行出来る筈」

女オーク「気温が一気に下がったみたい…」

剣士「よし!風に乗れてる」

商人「速度が分からないけど狭間に入って2日程で到着する筈だよ」

剣士「安定したらハイディングする」

商人「この飛空艇は気密性が良いからそれほど寒くないけど壁面が冷たいなぁ」

女オーク「毛皮を積んであるわ…2枚だけだけど」ファサ

剣士「壁面が冷たくなるのは想定して居なかった…」

商人「毛皮あるし大丈夫さ」

剣士「安定飛行に入った…ハイディング!」スゥ

商人「帆が無いとロープの繋ぎ変えが無くてラクそうだね?」

剣士「商人さんにも操作できると思うよ」

商人「…それにしても良く作ったね…女海賊の飛空艇よりシンプルで機能が同じなんて」

剣士「ママの飛空艇は木材で作って居たから大型で色んな物が付いてたね」

商人「見せるときっと喜ぶ」

剣士「見せたいよ…」

商人「あぁ…済まない」

剣士「僕の目…ママの目だよね?」

商人「フフそうだね…見てるのかも知れない」

女オーク「剣士?座って」

剣士「うん…」ストン

商人「君達を見て羨ましいよ…自然に膝の上に座るのがすごく羨ましい」

機械の犬「クゥ〜ン」

商人「あ…僕もか…おいで」

機械の犬「…」トコトコ チョコン

剣士「ホム姉ちゃんの事だね?」

商人「僕は今でもあの時の戦いの続きをして居るんだ…僕のやり方でホムンクルスを助けようとね」

剣士「その機械の犬は全部商人さんが作ったの?」

商人「壊れた機械を集めて作った…ホムンクルスが入れるすごく小さな器」


この機械の犬にホムンクルスが宿った時

僕がやらなきゃいけない事が何なのか思い知ったよ


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