勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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673:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 21:01:22.67 ID:pYa2Z27w0
『気球発着場』


ギリリ ギュ


剣士「そっちも金属糸で張って…」ギリリ ギュ

女オーク「ウフフ金属糸だらけになったわね」ギリリ ギュ

剣士「さっきの飛行で羽のしなり具合が分かったからね…何か有った時の予防さ」

女オーク「これだけ張ってあったら矢の防御にもなりそう」

剣士「そうだね…まぁそうそう矢を当てられるとは思わないけど」


タッタッタ


商人「お待たせ…荷物を持って来た」ハァハァ

剣士「なーんだ…大した荷物じゃ無いじゃない」

商人「イヤイヤ僕は君達と違ってどんぐりは食べない…僕用の肉だよ肉!」

剣士「女オークが結構おいしい物を作ってくれるよ…木の実だけど」

商人「木の実だけでバーベキューはしたくない!肉が主役さ」

剣士「ハハまぁ良いや…行こう!丁度最後の調整も終わった所だし」

商人「君は地図も用意していないだろうと思って持って来たよ…羅針盤もある」

剣士「おぉ!!忘れてた…」

商人「さて…いくらで買う?」

剣士「え…お金無い」

商人「地図が金貨20…羅針盤も金貨20…これで借金帳消し…どう?」

剣士「高すぎる…」

女オーク「ウフフ剣士もう良いじゃない?忘れてたあなたが悪いし…」

剣士「まぁ良っかぁ…気球も貰っちゃったし」チラリ

商人「それは違う!!この気球は僕の物さ」

剣士「この羽は僕の物さ」

商人「…分かった!取引をしようじゃ無いか…この気球は金貨500枚以上する高級品なんだ…簡単には渡さない」

剣士「何?条件は…」

商人「女オークさ…僕は女オークの協力が欲しい…それが条件だよ」

剣士「ちょ…弱い所を…くぅぅ女オークは渡せない」

商人「良い条件だと思うけどなぁ…」

剣士「女オークをどうする気?」

商人「まぁ色々とね」

剣士「ダメだよ…いくら商人さんでも女オークは渡さない…他に条件は?」

女オーク「剣士?商人さんは協力が欲しいって言ってるだけよ?」

剣士「じゃぁこうしよう!!僕と女オークはセットだ…逃げる可能性もある」

商人「面白い…逃げて見てくれ…運命から逃げられるならね」

剣士「運命だって?」

商人「まぁ良いじゃ無いか…これで商談成立だ…早く名もなき島に行こう」

剣士「う…うん…乗って」---なんか---


---うまく誘導されただけだな---

---運命か---

---僕の運命って何だろう?---


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