勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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421:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 20:33:54.87 ID:kwIi/Pq/0
魔法使い「あなた…持ち物はその荷袋だけ?」

剣士「ん?そうだよ?変かな?」

僧侶「何が入って居るのですか?」

剣士「見る?はい…」

僧侶「木の実にキノコ…これは何かの種ですね…それから動物の角と骨」

魔法使い「…これだけで森を抜けようとしてたの?」ピキ

剣士「十分だよ」

魔法使い「装備品は?」

剣士「あぁ僕に重たい装備品は要らないんだ…一応骨で作った簡単な防具は付けてるよ…ホラ?」

魔法使い「ボーンキチンね…随分軽装だこと」

剣士「全部エンチャントしてあるんだ…これで十分さ」

僧侶「もしかしてエンチャントも使えるのでしゅか?」

剣士「秘密だよ?シーー」

魔法使い「驚いた…あなたやっぱり只者じゃない」

剣士「シーーーだよ?シーーー」


ガチャリ バタン


ハンター「聞いて聞いて!!馬車の手配出来たよ」

魔法使い「輸送?」

ハンター「そうそう!ハジ・マリ聖堂まで荷物を輸送して向こうで報酬受け取る…いつもの奴」

魔法使い「前金は足りた?」

ハンター「担保で僕たちの馬を預ける事になった…だから馬車1台で移動だよ」

僧侶「じゃぁ帰りも荷物運搬でしゅね」

ハンター「そこは上手くやろう…もう馬車の荷入れが終わってるらしいから直ぐに行くけど良いかな?」

魔法使い「ええ!?今!?」

ハンター「ほらほら!!宿屋でゴロゴロしてるくらいなら外に出よう!!」

魔法使い「もう!!準備するから先に行ってて」バタバタ

ハンター「剣士!?急で申し訳ないけどもう移動するよ…来て」

剣士「ハハ…僕はいつでも構わないさ」

ハンター「そのウルフは馬車に乗せられないけど良いよね?」

剣士「うん大丈夫…ウルフは自分で行動するから人数に数えなくて良い」

ハンター「そうか…じゃぁ早速行こう」タッタ


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