勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/18(水) 00:03:41.65 ID:JWnAWCKm0
女海賊「ほい!出来たよ…ホルダーは腰に引っかけるタイプ…付けて見て」

剣士「こう?」ゴソゴソ

盗賊「弓を背負うより良さそうだな…もっかい狩りに行くか!」

女海賊「いってら〜怪我しないようにね」ノシ

ホムンクルス「…」ニコニコ

女海賊「ホムちゃん機嫌が良さそうだね?」

ホムンクルス「はい…」

女海賊「何かあった?」

ホムンクルス「剣士さんに頂いた記憶で脳内ドーパミンが放出されています」

商人「あぁ…そういえばどんな記憶だったのか詳しく聞いて居ないね」

ホムンクルス「商人が私を最後まで生かそうとした記憶です」

女海賊「へぇ…教えて?」

ホムンクルス「生体を大きく損傷した私にご自身の血液を輸血して約5分間生存が伸びました」

商人「ハハ5分か」

ホムンクルス「そのお陰で剣士さんへ外部メモリをお渡しする事で出来たのです」



私は商人に逃げて下さいとお伝えしましたが

最後まで諦めずご自身の命と引き換えに私に5分間の命を下さいました

これは私が理解できなかった人間の愛なのです

商人は最後に「僕を忘れないで」とおっしゃいました

そしてこうして外部メモリが剣士さんの手によって紡がれて

私の記憶の中に残って居ます

商人の下さった5分間の命でこの愛の記憶は紡がれました



商人「なんか照れくさいなぁ…」

女海賊「へぇ…あんた達愛し合ってんの?」

ホムンクルス「はい…わたしは愛を理解しました」

商人「君は愛は永遠じゃないって言ってたけど…」

ホムンクルス「訂正します…生体の欲求は直に尽きますが愛の記憶は永遠です」

女海賊「ちょ…生体の欲求って…あんた達ヤッてんの?」

商人「ハハ…」

女海賊「ハハじゃ無ぇ!!どういう事さ!!」

商人「まぁ良いじゃないか」

ホムンクルス「私はこの愛の記憶で商人を心から信じる事が出来ます」

女海賊「心…」

ホムンクルス「はい…超高度AIの思考以外に私には心が有ると確信しました…生体が反応しています」

女海賊「おぉぉぉ!!ホムちゃん人間になったね?」

ホムンクルス「言い直します…私は皆さんの住まう環境を良くするための人間です…ロボットではありません」

商人「そうだよ!それで良い!!」

ホムンクルス「ウフフ」ニコ



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