275:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 14:17:50.73 ID:agkIMDdy0
魔女「聞いてしもうたぞよ?父上…」
ダークエルフ「何ぃ!!どこから入って来た!!」ズザザ
剣士「動くな…」スチャ
ダークエルフ「誰かと思えば…犬神か!!」タラリ
指揮官「とうとうここまで来てしもうたか…白狼の一党…そして魔女や」
魔女「父上は記憶を害して居らんのじゃな?幻惑されて居らんな?」
ダークエルフ「フッフッフあのモウロクが持って居た杖の事か…確かに杖で黒の同胞に従う任に付いたな」
指揮官「まぁ待て…わしも娘に会いたかった所じゃ…大きゅうなったのぅ」
魔女「感動の再会では無い様じゃ…今は敵じゃ」
指揮官「のぅダークエルフ?わしは娘と共に行く選択もある様じゃ…どうじゃ?任を解くと言うたな?」
魔女「父上…それはどういう事じゃ?」
ダークエルフ「面白い…白狼の一味に加わるか…ハッハッハ」
指揮官「魔女や…話は聞いて居ったのじゃな?」
魔女「うむ…わらわは心が痛い」
指揮官「察しの通り人類の補完は精霊が計画したのじゃ…人間は精霊の記憶の中で永遠に生きる…意味が分かるな?」
魔女「つまり絶滅じゃ…魔王のもくろみ道理じゃな」
ダークエルフ「少し違う…魔王の温床となっている人間を物理的に排除し…魂はオーブの中で永遠に生きる」
魔女「物理的なこの世界は新しい生き物が担う…そういう事なのじゃろう?」
ダークエルフ「理解が早いな…遅かれ早かれ人間はすべて新人種に置き換わるのだ…そして魔王は滅ぶ」
魔女「悲しいのぅ…抗ってはいけないのかえ?」
ダークエルフ「否定はしない…だからお前の父上を解放しよう…自由に抗って構わん」
指揮官「魔女や…わしを理解してくれるか?」
魔女「ぅぅぅぅ…何の為の戦いじゃったのか…何の為に多くの命を犠牲にしたのか…ぅぅぅ」ポロポロ
指揮官「最後まで抗う道をわしはそなたらに残したぞよ?最後まで抗って良い…」
魔女「それでは抗った我らが魔王であるという事になるでは無いかぁぁぁ…ぅぅぅ」ポロポロ
指揮官「…」
ダークエルフ「それが魔王だ…だからすべてを終わらせる必要がある…受け入れろ」
魔女「うわぁぁぁぁん‥‥ぁぅぁぅ…」ポロポロ
指揮官「…」
ダークエルフ「…」
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