165:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 09:13:05.57 ID:agkIMDdy0
『日暮れ』
ドドドド ボーン
子供「何か始まった!!雪の中」
女海賊「剣士!?見える?」
剣士「木に乗った雪の下で何も見えない」
商人「森の中は洞窟みたいになってるんだね」
剣士「死んだ木の枝に木が生えて何層にもなって居るんだよ…一番下までは空からじゃ見えない」
女海賊「あ!!北の方!!火柱!!」
剣士「ボルケーノ…戦ってるのはエルフか…」
女海賊「こんな南の方まで来てんのか…相手はセントラルなんかな?」
商人「だろうね…この辺に拠点を持ってるのは前からちょいちょい聞いてたし」
剣士「エルフが戦うのには理由がある筈…祈りの指輪くらいの何かがある」
商人「僕らと目的は同じだったりしないかな?黒の同胞団関連で」
女海賊「これいつから戦争してたんだろ?噂を全然聞かなかったんだけど…」
商人「津波騒動で伝わらなかったんじゃない?こんな所まで人は入って来ないし」
女海賊「前にリッチが持ってた貝殻…突然音沙汰無くなった辺りからなんか色々おかしいかな」
商人「おかしいって?」
女海賊「ほら…シン・リーンで魔女が元老を全員家畜に変えた後からパッタリ貝殻での通信無くなった」
商人「んーーー…戦争とあんまり関係無さどうだけど…」
女海賊「その後から隕石落とされたりハーピー出て来たり色々さぁ」
商人「ん?…まてよ?どこから来てたんだろう…」
女海賊「お?いつものぶっ飛んだ仮説期待!!」
商人「あの件で本来帰って来る筈の人が帰って来なかった場合どうなるのかって言うのも考えて無かったね…」
女海賊「あとさぁ…片足の領事だった元老…豚にされてエルフに掴まってたよね…色々エルフにゲロった可能性もある」
商人「んんん…その時期から何か始まった可能性かぁ…エルフはブタと会話出来るの?」
剣士「動物と意思疎通は出来るよ…」
商人「仮に何か秘密をバラしたとしてそれほど重要人物だったんだろうか?あああ!!!」
女海賊「なにさ急に大きな声で…」
商人「あの領事は沢山身分証を持ってたよね?あれ何処に行った?」
女海賊「えーっとどうしたんだっけ…盗賊が持ってる?てか飛空艇のどっかに積んで無い?」
ホムンクルス「身分証の内容は私が記憶しています」
商人「一人づつ誰だったのか言って見て」
ホムンクルス「はい…」
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