135:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 08:26:04.80 ID:agkIMDdy0
『居室』
カクカクシカジカ…
女戦士「…なるほどな…魔女の父君が黒の同胞団の司令塔になって居る訳か」
商人「魔女が言うには幻惑の杖で操られていると…」
女戦士「しかし驚きだな…シン・リーンの祭事に要人が集まって居たとは」
女海賊「お姉ぇは行った事あんだっけ?」
女戦士「アサシンと共に一度だけな…随分昔なのだが」
女海賊「怪しい人とか覚えて無いよね…」
女戦士「私達は末席に居たのだ…前列に誰が居たのかは分からん」
女海賊「そん時は時の王のおっさんは見て無いの?」
女戦士「最前列は皆ローブを纏って居てな…目立って居たのはひと際背の高い者…恐らくハイエルフ」
商人「そのハイエルフが剣士を生んだらしい」
女戦士「精霊が不在のこの時代に勇者を生んだのは黒の同胞団の功績という訳か…皮肉だな」
商人「正確にはその功績を黒の同胞団に乗っ取られた…そんな感じだね」
女戦士「あのさ…黒の同胞団の黒って…もしかしてダークエルフって意味じゃない?」
商人「!!?え…君…核心をついて居るかも」
こんな仮説が立つ
精霊の記憶を損傷させてまで勇者を誕生させようとしたハイエルフに反感を持った一部のエルフ達
彼らも精霊のオーブを守るという原則を行使する為祈りの指輪を奪取しようとした
時に人間に協力を仰ぎエルフ狩りを誘導し戦争を導き
見返りとして魔石を製造する技術を提供
魔女狩りや魔物の奴隷化が加速し貴族達が潤い貴族院への権力集中が起きた
そんな中当時のセントラル第2皇子に汲み入った一人のダークエルフが指輪の奪取に成功
しかし人間の裏切りにより約束は果たされず魔王の復活を許してしまった
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