122:名無しNIPPER[sage]
2020/10/22(木) 00:15:53.63 ID:vvdex8Qro
面白い
Pと両プロダクションのアイドルがどんな結論にたどり着くのか期待
123: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:49:26.15 ID:DnTx6MCm0
P「ほら、起きるんだ杏。収録に遅れる」
杏「うぅ、あと少し……もう、ご――」
P「五分も待てないぞ」
124: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:53:05.47 ID:DnTx6MCm0
P「愛梨、暑がりなのはわかったが、着替える時はもう少し人目を気にしてくれないか。
そうも容易く脱がれるとこちらも目のやり場に困るというか……」
愛梨「え? でも私、プロデューサーさんになら見られても平気ですよ?」
125: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:55:19.45 ID:DnTx6MCm0
卯月「……いい感じに振り回されてますね」
未央「ま、まあ、最初はこんなもんでしょ。記憶が変わる前だって初めはこんなだったし」
卯月「そ、そうですね。でも私、嬉しいです!
126: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:57:07.51 ID:DnTx6MCm0
P「空、だいぶ曇ってきたな。これは一雨降るかもしれないぞ」
凛「いいじゃん別に。たまには歩いて行こうよ。
次のロケ地まで歩けない距離じゃないんだし」
127: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:59:35.49 ID:DnTx6MCm0
凛「ここの坂道、私が中学生だった頃の通学路なの」
P「へえ、そうなのか」
凛「2年生の春だったかな。学校の帰り、
128: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:01:11.82 ID:DnTx6MCm0
凛「いくら断っても毎日懲りずにやって来るんだから、
そのうち、うんざりしちゃって――」
129: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:02:32.35 ID:DnTx6MCm0
凛「でも、結局はその言葉が決め手だったかな。私がアイドルになる決意をしたのは」
P「……凛」
凛「プロデューサー、『記憶が戻らなくても』なんていわないでよ」
130: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:03:27.79 ID:DnTx6MCm0
杏「……」
志希「……」
P「二人とも、まだ帰ってなかったのか」
131: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:04:24.07 ID:DnTx6MCm0
凛(すっかり遅くなっちゃった。卯月たち、もう帰ったかな)
凛(外、ひどい雨……。歩いて帰りたくないな)
凛(……あ)
132: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:07:23.07 ID:DnTx6MCm0
杏「変わる前?」
P「俺さ、凛をスカウトしたらしいんだ」
杏「ああ、うん、知ってる」
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