127: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 12:59:35.49 ID:DnTx6MCm0
凛「ここの坂道、私が中学生だった頃の通学路なの」
P「へえ、そうなのか」
凛「2年生の春だったかな。学校の帰り、
今みたいに信号待ちしてたら誰かさんに声をかけられたの。
『アイドルに興味ありませんか』って」
P「……それって」
凛「差し出された名刺には『シンデレラガールズプロダクション』って
誰もが知ってる大手の芸能事務所。それから誰かさんの名前に肩書きは……」
P「……」
凛「話だけでも聞いてほしいっていわれたけど最初は断った。
その時はアイドルなんて大して興味なかったし、そういう世界にいる自分が想像できなかった。
結局、名刺も受け取らず仕舞い」
凛「だけどその誰かさんは次の日もその次の日も私をここで待っていて、
まるで相手にしない私を必死に説得するの」
521Res/386.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20