129: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/22(木) 13:02:32.35 ID:DnTx6MCm0
凛「でも、結局はその言葉が決め手だったかな。私がアイドルになる決意をしたのは」
P「……凛」
凛「プロデューサー、『記憶が戻らなくても』なんていわないでよ」
P「え……」
凛「この前、みんなを集めた時にいったでしょ」
P『たとえこの先、記憶が戻らなくても、この想いだけは決して変わらない』
P「ああ……。いや、あれは決意の表れというか、たとえでいっただけで」
凛「たとえでもいってほしくない」
P「……すまない」
凛「お揃いの記憶なのにさ、覚えてるのが私だけなんて寂しいよ」
P「……」
凛「ごめん、プロデューサーのこと責めてるわけじゃない。
記憶が一朝一夕で戻るなんて思ってないし」
凛「ただ、私にとってかけがえのない大切な記憶だから、
プロデューサーにとってもそうだったらいいなって」
凛「本当に大切なものならさ、
なにと引き換えにしても取り返したいって、そう思えるでしょ」
P「……そうだな、そのとおりだ」
凛「うん、そろそろ行こっか。さっきより曇ってきた。空がゴロゴロ鳴いてる」
P(……)
………
……
…
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