31: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:45:07.28 ID:V6x1Fopt0
帰りの車は2人とも何も喋らなかった。
ラジオから流れるアナウンサーや
32: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:46:20.44 ID:V6x1Fopt0
パーキングエリアには黙って入っていった。
ようやく一言だけプロデューサーは
33: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:47:30.43 ID:V6x1Fopt0
それからプロデューサーが
スマホをポケットから出したあたりで、近くに行く。
34: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:48:40.75 ID:V6x1Fopt0
エンジンの音と揺れる車内。
やかましいラジオは布団の紹介をもうとっくに終えていた。
35: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:49:21.30 ID:V6x1Fopt0
ナビが無機質に「東京都に入りました」と告げる。
時刻は11時だった。
36: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:50:12.17 ID:V6x1Fopt0
プロデューサーは、何に謝ったんだろう。
仕事が無くなったこと?
37: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:50:55.83 ID:V6x1Fopt0
もし、あたしじゃなくて、
響さんだったら帰らされていたのは、
急に出てきたご当地アイドルなのかな。
38: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:51:46.92 ID:V6x1Fopt0
遠くに見える看板や山をただ見つめていた。
緑色が目に映る。
39: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:52:35.60 ID:V6x1Fopt0
第2章 遊びでやってんじゃねえんだよ
40: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:53:18.43 ID:V6x1Fopt0
たぶん緊張のせいもある。
オーディションの順番を待機する楽屋がいつも以上に暗く感じる。
今更、こんな何回と受けたようなオーディションで
41: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:54:43.16 ID:V6x1Fopt0
「ひなた? 緊張してるのか?」
「うん、だってあたしの憧れだった
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