41: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2020/10/09(金) 17:54:43.16 ID:V6x1Fopt0
「ひなた? 緊張してるのか?」
「うん、だってあたしの憧れだった
アイドルの一人があたしを審査するんだよ……。
これはすごいことだよ」
「そうか……! 緊張していることを
自分で理解しているのは良いことだし、
この緊張感をベテランになってくると忘れてくるからなぁ。
よく覚えておくといいよ」
プロデューサーは自分の言葉に酔っていた。
それからタバコを吸いにどこかへ消えた。
あたしは目の前の次の順番は
いつなのだろうと緊張するばかりで、
練習したことが頭からポロポロと抜け落ちるような感覚に襲われる。
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