28: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:55:38.04 ID:7MqFVx3xO
メロンパン号のバックドアが開けられ、そのなかを見たとき、果穂の表情はさらに輝いた。万国旗、赤い自転車、紺色のジャンパー、その他のさまざまな小道具たち。使い方が検討のつかないものも幾つかあったが、その検討の付かなさが逆に果穂の好奇心を刺激した。
果穂「なんだか秘密基地みたいです!」
伊吹「あとでまた見る?」
果穂「いいんですか!?」
伊吹「もちろん。なあ、志摩?」
志摩「何もなければな」
伊吹「よしっ、じゃあ速攻で片付けよう。変身!」
果穂「ジャスティスレッド!」
伊吹「ダッシュ!」
果穂「負けません!」
ふたりはメロンパン号からゴミ箱まで一気に駆け抜け、あっという間に見えなくなった。
志摩「小学生か」
志摩は呆れたように笑って、ゆっくり歩きながらゴミ箱へむかった。
三人はとりあえずペットボトルや缶などの飲料容器以外のゴミを片付けた。それから溢れ出している分のペットボトルなどを別のゴミ袋にいれる。ゴミ箱の容器をすべて片付ける必要はなく、あくまでキャパシティをオーバーしている分のゴミだけを処理していく。
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