【にじさんじ】社築「家族旅行は異世界で」
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11:名無しNIPPER[saga]
2020/09/20(日) 14:21:22.89 ID:DMraZkfV0
「なら自分で考えたら良いじゃないですか、社さん」

「それも考えましたよ、勿論。ただ、ボーナスの振れ幅がデカすぎてどこまでが許されてどこからが『無理だ。その願いは私の力を超えている』ってなるのかの境界がこんだけサンプルスキル閲覧してもいまいち明瞭としないんですよね、俺には」

 面倒臭いゲーマーの筆頭は床に散乱したスキルカード群から目を離すことはなく妄言を続ける。

「どうせなら願い上限ギリギリのぶっ壊れ恩恵を所望する訳なんですが、なら例えば『即死チート』って出来ます?」

「無理に決まってるじゃないですか」

「ですよね。でも、じゃあなぜ『決まってるのか』がマスクデータじゃないですか。正直、その辺常識の範疇とか女神の匙加減一つじゃないのかなと。違います? まあ、貰えると言われても即死どうこうなんてあんな物騒な能力要らないんですけど。っつかモイラ様結構ラノベとか漫画とか詳しい?」

 即死チート、という言葉だけでその能力の詳細が分かるモイラに怪訝の目を向ける青年は、しかし返答を言い淀む女神に向けた視線をすぐに床へと戻す。

「あ、まあ良いです。女神のラノベ遍歴は今度凸か何かで聞き出すとして」

「それ、まったく私にメリット有りませんよね」

 今度凸で。その言葉は社が生き返ることに前向きである証左。恩恵決定に時間がかかるのはそれだけ真剣だからこそ。そこに気付いてモイラは起こるに怒れなくなっていた。

「そんな訳で時間がかかるのも仕方なくない?」

「そうですね。でも、いい加減に決めてくださいよ?」

「分かってます分かってます。そういや、例えば某アニメリスペクトで女神――モイラ様を異世界に連れていくとかは?」

「前例からしっかりバグ修正はしておきました」

「あ、あれシステムバグだったんだ……」


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