47:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 23:17:28.40 ID:66ORp3Ez0
最初の予定では、役人を断罪し、彼女の呪いを解いてもらい、大手を振ってこの城を後にするはずだったのだ。実際は自分の方が犯罪者になりかけ、役人に彼女へ謝罪させることもできていない。情けなくて自分が嫌になるが、どうにかして彼女の呪いを解く方法を見つけなければ、と気を取り直す。そしてその場を後にしようとしたが、役人が強い口調でそれを制した。
役人「お待ちなさい。城に事実確認に行っている私の部下が戻ってくるまで外に出すわけにはいきませんね。あなたは大罪人の可能性があるんですから。それまでは落ち着いて、もう少し考えなさい。」
冷静を装っているが、役人の声には明らかに怒りが滲んでいた。
勇者「何と言われても、考えは変わりません。僕らは無理やりにでもここを出ていきます。」
55Res/47.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20