【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話
1- 20
274: ◆7m3grp2dM2[saga]
2020/09/25(金) 21:27:24.36 ID:F4TSm+cro

エレノア「とはいえ、この私の命令に背き逃げ出した臆病者には、相応の罰が必要だと思うのよね」
エルクラッド「なっ!」

オレのその様子を見て、エレノア様はニタリと口元を歪ませる。

エレノア「どうしましょうね?臆病で従順な振りをして、ただ怠惰なだけの子豚ちゃんには少しくらい痛い目を見て貰った方がいいかしら?」

そう言いながら、いつの間にか手に持っていた鞭で見せつけるように手遊びしている。
思わず拳に力がこもる。
相手がエレノア様でさえなければ、迷わずその拳を振るっていただろう。

エルクラッド「…恐れながら、あの場のお嬢様の判断は最善の物であったかと」
エレノア「あら、やっぱりあの子が逃げようって言いたのね。まあ貴方なら大抵の相手を熨してしまえるでしょうし、あの子に判断を任せたんだろうとは思っていたわ」
エレノア「自分一人では何も決められないモノね。人のフリをしているようでも、アナタは猟犬と大差ないわ」
エレノア「折角の力を持っているのに、勿体ない」
エルクラッド「…っ…ですが、あれ以上の被害は出なかったのですから。それでいいではありませんか」
エレノア「あの場では、ね」

エレノア様に何かを投げつけられる。
咄嗟に体が反応しそれを掴むと、それは新聞であった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
398Res/160.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice