勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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914:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:58:18.93 ID:CUQQsgj40
『階段』


盗賊「ここは物置になってんだな…なんだこれ?植木鉢か?」

情報屋「何かのハーブを育てて居た様ね」

盗賊「おい!女海賊!お前崩れてるって言ってたのはココの事だよな?」

女海賊「なんで?崩れてんじゃないの?コレ」

盗賊「崩れてたら壁がどっか崩壊すんだろ…どう見てもこりゃ土で埋めてんだ」

女海賊「ふ〜ん掘ってみたら?」

盗賊「待て待て待て…魔女の塔を勝手に掘り起こす訳にイカン」

情報屋「フフ魔女が何て言うかね?」

盗賊「ここは行き止まりだ!戻るぞ!!」



『部屋』


女戦士「ぐぬぬ…許せぬ!ふぅぅ!ふぅぅ!」

盗賊「んん?その顔は…墓荒らしに合ってんだな?」

女戦士「そうじゃ…師匠の亡骸を持ち去った輩が居る」

商人「わざわざ掘り起こして行くって言う事は誰の墓なのか知ってたという事だね」

女戦士「この場所を知って居る者は限られる…わらわが把握して居らんのは数人じゃろう」

盗賊「死体なんか何に使うんだ?」

女戦士「魔力が宿って居るのじゃ…錬金術の材料にする気じゃ」

商人「…という事はやっぱり黒の同胞団か」

女戦士「本真に心底憎いわ…しかし抑えねばならぬ…憎しみに染まってはならぬ…ぐぬぬ」

女海賊「魔女…はい」ピカー

女戦士「光の石…うむ…そうじゃ…師匠は心を闇に染めてはならぬと言うておった」

女海賊「これ魔女の婆ちゃんが座ってた椅子…座ってみたら?」

女戦士「そうじゃな…心が落ち着くやもしれんな」ノソリ


バキバキ ドタリ


盗賊「どわ!!その体じゃ重すぎたか…」

女海賊「うっぷ…んむむむ」

商人「ちょ…これは…」

女戦士「これは魔法じゃ…」


ギャハハハハハ ぶははははは


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