915:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:58:53.77 ID:CUQQsgj40
『上階の部屋』
女戦士「ここなら良いじゃろう…時限の門!」シュワシュワ
剣士「光の渦…」
女戦士「これが時限の門じゃ…この先に入れば数刻前の自分に出会うじゃろう」
剣士「自分に会ってどうすれば?」
女戦士「自我を保て…数刻前の自分に取り込まれん様に自我を保つのじゃ…そして時空を我が物にせよ」
この修行は精神を相当消耗するで主は瞑想で回復させながら何度も修行せよ
始めは自我を保てず取り込まれてしまうじゃろう
混乱し自分が何処に居るのか分からん様になるが
何度も修行を重ねるうちに自我を保てるようになり
時空が何なのか分かるようになる
女戦士「主の魔力であれば…そうじゃな…100日もあれば習得出来よう」
剣士「100日も…」
女戦士「ここは狭間の奥じゃ…そして過去の自分に取り込まれ数刻は時間の巻き戻りもある」
剣士「そうか…外の世界ではそんなに時間が経たないという事か…」
女戦士「うむ…じゃがここには食べ物も何も無いでな…主は瞑想で回復させながら修行せい」
剣士「100日間飲まず食わず?」
女戦士「外に咲いて居る花の蜜を吸え…主はエルフじゃろう?」
剣士「分かった…やってみる」
女戦士「慣れてきたら過去の自分もある程度知識を持っとるで死なん程度に戦ってみても良いぞ?」
剣士「なるほど…その差分を自分の物にするのか…」
女戦士「そうじゃ…繰り返す程少しだけ時空の先に居る事が出来る…次に会う時が楽しみじゃな…」
『部屋』
女海賊「あ…降りて来た」
女戦士「剣士はしばらく上の部屋で修行じゃ」
女海賊「置いて行くの?」
女戦士「一人で大丈夫じゃろう…わらわ達はシン・リーンへ向かうぞよ」
盗賊「城に直行か?」
女戦士「直ぐに目通りが効くか分からんでな…一度宿屋に身を置いた方がよかろう」
女海賊「おっけ!ほんじゃ行こっか」
情報屋「魔女?この塔の地下の事なんだけど…どうして埋めて居るの?」
女戦士「あの下には城へ繋がる通路があるのじゃ…勝手に入って来られん様に師匠が埋めたのじゃ」
盗賊「それが聞けて安心したぜ…こいつら俺に掘り出させようとしてんだ」
女戦士「隠れた通路は他にもあるのじゃぞ?」
盗賊「おっとっとぅ…俺は掘るのは御免だ…それ以上言うな」
女海賊「私オリハルコンもっと欲しいんだけどさぁ…」
盗賊「そんなもん自分で探せ…おら行くぞ!!」
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