勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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909:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:55:26.39 ID:CUQQsgj40
衛兵1「うぐぅぅぅ」シュゥゥゥ

女戦士「剣士…盗賊を起こして飛空艇を持って来させよ…人に見られる前にシン・リーンへ向かうぞよ」

剣士「うん…」

女戦士「狭間に入って移動するのじゃ…出来るだけ早く出発する」



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女戦士「これ!起きよ!!早よぅ飛空艇に乗るのじゃ」バシバシ

女海賊「んあ?」パチ

女戦士「よだれを拭いて行け…垂れて居る」グイ

女海賊「ちょ…朝早すぎじゃない?」ヨタヨタ

剣士「僕が背負って行く」グイ

女戦士「忘れ物は無いかえ?」

情報屋「最後に見て行くから魔女も乗って?」

盗賊「おい!早くしろぉ!!飛ぶぞ!乗れぇ」

情報屋「よっ」ピョン


フワリ シュゴーーーー 


商人「どうしてそんなに慌てて行くの?」

剣士「宿屋のおかみも敵側なんだよ」

商人「え!?」

女戦士「これ以上一般の民に罪を重ねたく無いのじゃ…牙を剥かれる前にわらわ達が居らんくなれば済む」

商人「誰が敵で誰が味方か分かんないね…」

女戦士「わらわ達の行いでどれほど人の犠牲が出て居るのじゃろうか…」

盗賊「おいおいそれを考えたらキリが無いぜ?」

商人「セントラルの兵は少なくとも数百人は犠牲になってるだろうね…近隣の村も併せると…」

盗賊「まぁあの戦いを扇動したのは俺らだしな…責任が無いわけじゃ無ぇな」

商人「高みの見物をしているのは僕たちの方っていう見方もあるかぁ…」

女戦士「あのリッチになった衛兵はな…そのような中で仲間を守る為にリッチになる道を選んだのじゃ」

盗賊「あの生意気な口聞く衛兵がか?」

女戦士「そんな世の中を作ったのは王族だと抜かし居ったが…正論じゃな」



やっとわらわが師匠の元で修行をする事になった理由が分かったわ

権力抗争の中で王族が魔術院に入るのを嫌がったのじゃな

下らぬ権力抗争で多くの魔術師や民が苦しんで居るのをわらわは見て居らなんだ

結果リッチになる道を選んだ者が居る訳じゃ



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