勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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67:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:07:15.28 ID:JwosRg690
女盗賊「…」

アサシン「…紹介が遅くなった…こっちは女海賊だ…私の助手をしている」

女海賊「どもども!!」ビシ

女盗賊「初めまして…兄がお世話になっています」ペコリ

女海賊「ねぇねぇ妖精が見えるってどういう事か知ってる?」

女盗賊「え!?知らないわ?どういう事かしら…」

女海賊「普通の人が見えない物が見える…言い方を変えると特別な人…もっと言い方を変えると狭間に行くことの出来る人」

女盗賊「それがどうしたというのかしら?」

女海賊「妖精はそういう人を導く役目を持ってんの」

女盗賊「私たちは導かれてる?」

女海賊「どうしてだと思う?…それはね魔物と仲直りする為」

女盗賊「仲直りだなんて…そんなに簡単に行くとでも思って?」

アサシン「女盗賊…お前はいつから妖精が見えてたんだ?子供の頃からか?」

女盗賊「兄さんはずっと見えてた…の?」

アサシン「妖精を追いかけて…200年前シャ・バクダが滅んだ理由を知ったのだ…子供の頃にな」

女盗賊「…それでずっと一人で戦っていたの?」

アサシン「私たちは妖精の導きに従い…魔物たちとの調和をしなければならない」

女盗賊「調和…」

アサシン「人間は殺しすぎなのだよ…それは憎悪しか生まない…やがて魔王を生んでしまう」

女盗賊「勇者暗殺と話は逆行するのでは無くって?」

アサシン「勇者と魔王は対なるもの…勇者を封じれば魔王も生まれない…そうやって調和を保つ」

女盗賊「そんなの屁理屈だわ…第一勇者がどこにいるのかさえ分かってないじゃない…魔王だって」

アサシン「雲を掴むような話に聞こえると思うが…シャ・バクダでかつて起きた事と同じ事象がいくつかある」

女盗賊「…それを調べにセントラルに来た…そういう訳ね」

アサシン「分かってくれるか?」


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