勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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66:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:06:44.26 ID:JwosRg690
『酒場カク・レガ』

ワイワイ ガヤガヤ

女盗賊「いらっしゃい…ま…兄さん!」

アサシン「…女になったな」

マスター「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」

アサシン「良い店だな…空いているかね?」

マスター「奥の方へどうぞ」

女海賊「へぇ〜女の子いっぱい居るんだ」

アサシン「ワイン酒2つと果物を頼む」

マスター「かしこまりました…ごゆっくりと」


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アサシン「怪我は無いようだな?子供たちは連れて出られたのか?」

女盗賊「4人だけね…後は…」

アサシン「捉えられていた者たちは自力で脱出している者も多い…心配するな」

女盗賊「どうしてあんな事を…」

アサシン「拿捕されている者たちの解放と…法王庁への抵抗組織があるという民衆へのアピールだ」

女盗賊「やりすぎでは無くって?」

アサシン「人への被害は最小限に収めているつもりだよ」

女盗賊「盗賊ギルドが先導しているのかしら?」

アサシン「いや…ギルドは関わっていない…私が個人的に行っている」

女盗賊「シャ・バクダの本部はギルマス不在で良いのかしら?」

アサシン「ギルマスの代わりなどいくらでもいるのさ…出来るやつに任せている」

女盗賊「そう…いつからセントラルに?」

アサシン「…それは私の質問だよ…まだ盗賊を続けているのか?」

女盗賊「好きでやっている訳では無いわ…生きる為に仕方ないのよ」

アサシン「お前は医術や音楽の才がある…まっとうに生きて幸せになるのだ」

女盗賊「兄さんの方こそまだ勇者暗殺を考えてるの?」

アサシン「…兄さんというのはもう止めにしないか?むずがゆい…アサシンで良い」

女盗賊「もう勇者暗殺なんて馬鹿な事考えるのを止めて?昔の兄さんに戻って?」

アサシン「ハハ勇者暗殺は目的では無い…手段の一つだ」

女盗賊「なら他の手段を選べば良いのでは無くって?」

アサシン「…そうだな…魔王の復活を阻止する術が他に在れば…な」

女盗賊「…大破壊こそ魔王の復活と…妖精が話してくれた」

アサシン「それだ!!どうやって妖精を仲間にした?私はそれを聞きに来た」

女盗賊「…兄さん…私を気遣って来たのではなくて…利用しようとしているのね」

アサシン「すまない…言い方が悪かった」

女盗賊「もういいわ!!出て行って…」

女海賊「あ〜あ女心分かってないなぁ…この場合アサシンが悪い」グビ



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