652:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:12:58.19 ID:iNLvSB+c0
『数日後_キャンプ』
魔女「戻ったな?どうじゃ…手がかりは見つかったかの?商隊は随分こちらを警戒しておる様じゃが…」
アサシン「一通り荷は見て回ったが手がかりは無い」
魔女「残念じゃのぅ…」
アサシン「次はシケタ町か…う〜む…」
魔女「何か気に掛かる事でもあるのか?」
アサシン「私はこれほど的を絞れず探し物をする事はしないのだ…どうも調子が狂う」
魔女「手がかりの一つでもあればのぅ…」
アサシン「女王の方はどうなって居る?フィン・イッシュでは手掛かり無いのか?」
魔女「千里眼で見る限り未だ見つかって居らぬ様じゃ」
アサシン「何か変だ…」
案内人「…」
魔女「む?案内人…お主落ち着きが無さそうじゃのぅ」
案内人「俺は関係ねぇ」
アサシン「…」ジロリ
案内人「…」
アサシン「そういえば女王は私達に会いに来た時…近衛を傍に付けていたな?」
魔女「む…主も気になって居ったか…わらわ達に会うのに近衛を付けるのは今まで無かった事じゃ」
アサシン「精霊の御所では単独で付いてきた…つまり私達は信用されている」
魔女「星の観測所で同席して居ったのは領事と案内人じゃな」
アサシン「…」スラーン ピタ
案内人「お…おい!俺は関係無ぇ!!」
アサシン「なに?…俺は関係無いだと?…領事は関係あると言うのだな?」
案内人「俺は指示された通り商隊の裏行動まで案内しろと…」
アサシン「魔女…千里眼で領事の目を覗け」
魔女「千里眼!」
アサシン「領事は何をしている?」
魔女「酒を飲んでおるな…女が居る…どこぞの酒場じゃ」
アサシン「酒場だと?オアシスにろくな酒場など無い…シャ・バクダ街だな?」
魔女「建物の中という事しか分からんが…ぬ!骨董品屋が一緒では無いか」
アサシン「謀られたな…」ブスリ
案内人「ぐあぁぁぁ…待て!!俺は本当に関係ない!!」
アサシン「私を誰だと思っている…生きて帰れると思うな」グイ
案内人「本当だ!!俺は何も知らない…たたた助けてくれぇ」
アサシン「…」ギロ
案内人「りょ…領事は…元諜報員という事しか…知らん…ぐふっ」
アサシン「魔女…回復してやれ」
魔女「主は手加減を知らんのか?回復魔法!」ボワー
案内人「げふっ…げふ…」
アサシン「星の観測所に戻る…急いで用意しろ」
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