勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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653:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:13:37.25 ID:iNLvSB+c0
『貨物用の気球』


ビョーーーウ バサバサ


アサシン「女王が案内人を私達に同行させたのは偶然か?」

案内人「俺が昔商隊長やってたのを領事が女王に進言したんだ」

アサシン「なかなかあの領事はヤリ手だな」

魔女「領事がセントラル側の人間じゃったとすると色々とマズイのぅ…」

アサシン「そうだな…フィン・イッシュ軍が遺跡から引き揚げた現状セントラル軍が遺跡に入る…エリクサーが欲しい筈だ」

魔女「森が燃やされるかもしれぬ…それでもフィン・イッシュ軍は遺跡に入れんでは無いか」

アサシン「領事は壺の中身も知ってしまっている…始末せねばなるまい」

魔女「案内人!!主はこうなると思わんかったんか!!」

案内人「俺は本当に領事のやっている事は何も知らない…ただ信用出来なかった」

魔女「ぐぬぬぬぬ何でも良いから領事の事を話せ」

案内人「良く行く酒場は確かにシャ・バクダ街の店だ…それ以外は本当に知らない」

アサシン「フィン・イッシュ領事がシャ・バクダ街で豪遊かクックックそれがおかしいと思わないお前は無能だ」

案内人「くっ…領事には逆らえなかった」

魔女「女王に知らせておくかえ?」

アサシン「話は一方通行だな?」

魔女「そうじゃ」

アサシン「う〜む…あの領事が居たから摩擦が回避出来ていたとも考えられるな」

魔女「主はあの領事を泳がす気か?」

アサシン「女王はそれを承知で使っていたのでは無いか?」

魔女「むぅ…そういえば近衛の指摘を諫めておったな…」

アサシン「エリクサーの樽を1つ置いて行ったのは領事に対して上手く使えという事では無いか?」

魔女「女王はセントラルの民も案じておるのじゃな?」

アサシン「そうだ…つまり勝手に領事を始末するのは女王の意に反する可能性がある」

魔女「わらわ達は壺さえ戻れば良いが…」

アサシン「クックック…」ニヤリ

魔女「考えがあるなら話せ…」

アサシン「まぁ待て…もう少しで分かる」


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