637:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 19:06:10.74 ID:6+J6cz5f0
『精霊の御所』
魔女「ぅぅぅ」
エルフゾンビ「気が付いたな?」
魔女「わらわはどうなっておるのじゃ?」
エルフゾンビ「エリクサーで石化の治癒待ちだ」
魔女「封印の壺はどうなった?」
エルフゾンビ「壺?何の事だ?」
魔女「わらわは壺を持って居らなかったか?」
エルフゾンビ「さぁ?」
魔女「アサシンが持って行ったな?…アサシンはどこじゃ」
エルフゾンビ「まだ目を覚まして居ない…アサシンも壺は持っていなかったぞ?」
魔女「どこぞに隠したか…わらわはまだ目が見えぬ」
エルフゾンビ「慌てないで治癒を待て」
魔女「頭が混乱しておる…どの様に次元の狭間より出たのじゃろう?」
エルフゾンビ「次元の狭間だと?お前たちは7年もの間行方不明だったのだぞ?」
魔女「何!?7年も石化して居ったのか?」
エルフゾンビ「ふむ…精霊樹が昨日突然お前たちを発見したのだ…7年間何処を探しても居なかった」
魔女「次元を超えたのじゃな…未来に来た様じゃ」
アサシン「げふっ…げほげほっ」
エルフゾンビ「おお!!目を覚ましたか!」
アサシン「俺は…何処を走ってる…げほっ」
魔女「アサシン!!壺は何処じゃ?」
アサシン「その声は魔女か…壺は俺が持ってる…目が見えない…俺はどうなってる!?」
エルフゾンビ「2人共落ち着け…ここは精霊の御所だ」
アサシン「又石化から救われた…のか?」
エルフゾンビ「そうだ…まだ石化の治癒が終わっていない」
魔女「待てぬ…わらわは壺を封印して居らぬ…壺のフタを…」
アサシン「フタは俺が閉じた…それで良かったか?」
魔女「ほっ…良い…良くやった」
アサシン「クックック兎に角…作戦は成功か?」
魔女「そうじゃ…壺に封印さえしてしまえば出る事は出来ぬ」
エルフゾンビ「壺は持っていなかった様だぞ?」
アサシン「私が抱えて…手が動かん…私は壺を持っていなかったのか?」
魔女「良くないのぅ…次元の狭間に置いて来てしもうたか…」
エルフゾンビ「お前たちはしばらくエリクサーに浸かっていろ…私が探してくる」
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20