636:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 19:05:17.85 ID:6+J6cz5f0
『日暮れ』
作業員「そろそろ戻らないとオアシスまで帰れなくなりまっせ?」
調査員「あぁ…もうそんな時間か」
作業員「何か分かった事あんすか?」
調査員「うーん…この大きな方の石造は何か抱えていたような形をしているけれど…他になにか無かったかね?」
作業員「あぁ…同時に壺が出土してますわ」
調査員「その壺は?」
作業員「考古学者と名乗る人が昨日持って行ったんすよ」
調査員「ふむ…私が知らないという事はフィン・イッシュ国の調査員か…」
作業員「俺も早く帰りたいんでもう出て貰っていいっすか?」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ
調査員「ん?何の音だ?」
作業員「うわ!!まずい…」
調査員「誰か来る…」
作業員「ゾンビだよゾンビ!!早く外に逃げて!!」グイ
調査員「ゾンビはもう出ないと聞いて居たが…」タッタッタ
作業員「知るかよ…たまに出るんだ」
調査員「衛兵は?」
作業員「もう帰ってるよ…はやくラクダに乗ってオアシスまで戻ってくれ」
調査員「誰か遺跡の中に入って行くが…」
作業員「え!?…もう日が落ちてるって言うのに」
調査員「君!!一人で戻るのか?」
作業員「しょうがないだろう…今の人も帰れなく…あ!!!」
調査員「石造を担いでる?」
作業員「あいつは盗掘だ!!…にゃろう!!」ダダ
ゾンビ「ヴヴヴヴヴヴ…ガァァァ」ズリズリ
作業員「うわぁ…」
調査員「君!!だめだ…衛兵に連絡するのが先だ」
作業員「ちくしょう…又俺が嘘つきって言われる…」
調査員「私が証人になる…早くラクダに」
作業員「くそう!!」ダダ
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