勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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617:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:50:54.39 ID:6+J6cz5f0
『気球』


フワフワ


エルフゾンビ「ハイエルフは何も言わないが…放って置いて良いのか?」

アサシン「恐らく事情を知っているのだろう」

エルフゾンビ「同族ではあるが気味が悪い」

アサシン「森の守護者だトロールだって何も言わん…そういうものだ」

エルフゾンビ「カタコンベに行くのか?」

アサシン「お前に状況を見せておきたくてな…気球では目立つから私のアジトに置いて行く」

エルフゾンビ「砂漠に所々生えている木は?んん?倒れたゾンビから生えて居るのか?」

アサシン「どうやらその様だ…精霊樹の影響だな」

エルフゾンビ「なるほど…あの様に森にして行けば良いのか」

アサシン「もうすぐ私のアジト…星の観測所に着く…フードを深く被って顔を隠せ」

エルフゾンビ「もはや私の顔を覚えている者など居るまい?私は常に顔を隠してきた」

アサシン「そうでもない…お前の兄の側近が領主に選出されて来ている…私が屠ってやったが」

エルフゾンビ「不死者になっても関りは途切れんか…」

アサシン「お前がシャ・バクダに居る事が知れれば又戦争が起きる…今は拗らせたくない」

エルフゾンビ「フィン・イッシュの事か?」

アサシン「再生の最中だ…王女を思ってやって欲しい」

エルフゾンビ「ふむ…読めて来たぞ…ここ遠隔の地にてセントラルとフィン・イッシュが対立関係になっているのだな?」

アサシン「まぁそんな所だシャ・バクダ街がセントラル…オアシス界隈がフィン・イッシュ」

エルフゾンビ「そして遺跡を巡って対立か…奪いたいセントラルと屠りたいフィン・イッシュ」

アサシン「…ここから見てセントラルのどの軍が来ているか分かるか?」

エルフゾンビ「特殊生物兵器部隊…父直下の部隊だった」

アサシン「私は見ていないな」

エルフゾンビ「見ている筈だ…下水でな」

アサシン「下水…ラットマンか?」

エルフゾンビ「ラットマンは成長すると人間を遥かに超える戦闘力を持つ…そして補給が不要」

アサシン「そうか…下水でラットマンを育成していたのか」

エルフゾンビ「さすがにラットマンを連れ歩いては居ないが…間違いなく特殊生物兵器部隊の一員だ」

アサシン「只事では無いのが理解できたか?」

エルフゾンビ「その様だ…」


フワフワ ドッスン



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