616:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:50:19.11 ID:6+J6cz5f0
エルフゾンビ「知らずとは言え…わたしが指輪を奪った事が惨事の発端という事もな」
アサシン「クックック悔やむな…済んだことだ」
エルフゾンビ「フィン・イッシュはどうなった?王女は無事なのか?」
アサシン「王女が王となり復興しようとしている…もう手助けはいらぬ」
エルフゾンビ「それを聞いて安心した…セントラルは兄が治めているのか?」
アサシン「そうだな…前王よりも強行なスタンスだ」
エルフゾンビ「兄には兄の正義がある…貫こうとしているだけで悪い人ではない…問題はその側近だ」
アサシン「クックックお前も言えた義理ではない…法王の使いに見事にやられたではないか」
エルフゾンビ「言うな…反吐が出る」
アサシン「さて…これからどうしたい?」
エルフゾンビ「私は精霊樹を守る宿命な様だ…もうこの根の森から離れる事は出来ない」
アサシン「そうか…このドクロの杖をお前に授ける…ゾンビを導いてくれ」
エルフゾンビ「私に不死者の王になれと言うか?」
アサシン「違う…彷徨うゾンビの魂を救って欲しいのだ…彼らを森の一部にな」
エルフゾンビ「森を作るのか…腐っても私はエルフか…」
アサシン「森を育てるのは精霊樹を守るのに等しいと思うが?」
エルフゾンビ「精霊樹がやりなさいと言っている…フフこんな私でも役に立てる事があるか」
アサシン「実はな…シャ・バクダ遺跡の地下に巨大なカタコンベがあるのだ」
そこには無数のゾンビが未だに彷徨っている…200年前の遺物だ
そしておそらく魔王の片輪も眠っていると思われる
名はリリスというそうだ
人間達はそれを知ってか知らずか掘り起こそうとしているのだ
アサシン「私はな…そのリリスという存在も屠る必要があると思っているのだ」
エルフゾンビ「フフ目覚めたばかりで重い話だな」
アサシン「これから育って行く森に爆弾を抱えたままでは落ち着けまい?」
エルフゾンビ「また精霊樹の声がやりなさいと言う…心の中で聞こえるのは勇者にでもなった気分だ」
アサシン「そうだ…私たちは導きを受けた勇者の一人なのだ…お前が言って居た言葉だ」
エルフゾンビ「フフそうだったな…」
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