594:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:35:17.09 ID:6+J6cz5f0
『砂漠』
ノッソ ノッソ
アサシン「ラクダに乗るのは慣れて来たか?」
王女「はい…でも楽では無いですね」
アサシン「徒歩よりも随分ラクダ」
王女「フフ…遺跡の方にテントが出来てますね」
アサシン「彼らがカタコンベをどうするのか見物だ…あのヘドロをどうするのかクックック」
王女「魔女はあれから帰って来ませんが大丈夫でしょうか?」
アサシン「並みの魔法使いでは無い…よほどの事が無い限り心配は無用だ」
王女「エルフが精霊樹を見に来る目的は何なんでしょう?」
アサシン「エルフの森にも精霊樹が生えているらしいが魂が無いらしい」
王女「こちらの精霊樹の魂を見に来ているという事ですね?」
アサシン「ハイエルフを生むのは精霊樹だ…彼らも存続が掛かっているからな」
王女「ではオアシス近郊が森になっていくとして又人間とエルフの摩擦が始まってしまいそうですね」
アサシン「そうならない様にうまく調和していくのが王女の役目でもある」
王女「私はいづれ王都に還らなければなりません…心配事が尽きませんね」
アサシン「私に一つ考えが思いついた」
王女「申して下さい」
アサシン「第2皇子はまだフィン・イッシュ地下墓地で椅子に繋がれているのだ」
王女「ゾンビになって死んだのでは無かったのですね?」
アサシン「奴をここまで連れて来れば森の一部に生まれ変わるかもしれない…」
王女「弔いの代わりですか…」
アサシン「フィン・イッシュへ向かった先遣隊へ保護する様伝える事はできるか?」
王女「分かりました…伝令を気球で向かわせる様手配します」
アサシン「済まんな…一応戦友なのだ」
王女「存じております」
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