591:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:33:39.60 ID:6+J6cz5f0
『オアシスの道』
ゴゴゴゴゴ ボゥ
魔女「火炎地獄!」ゴゴゴゴゴ ボゥ
王女「あっという間に道が出来て行くのですね…」
アサシン「この調子だと数日で近隣のオアシスは道で繋がる…馬車が入用になるな」
王女「南西のオアシスには数台しかありません」
アサシン「道を作るのは魔女に任せて私は馬車の調達にシャ・バクダまで行って来る」
王女「そういう用件は私の兵にやらせても良いのですが…」
アサシン「いや…シャ・バクダの状況も見ておきたいのだ…私が行った方が良い」
王女「そうですか…なにか私に出来る事はありませんか?」
アサシン「物流の計画を立ててほしい…食料の配布が進めば治安も改善すると思われる」
王女「分かりました…各オアシスの物資状況を把握しておきます」
アサシン「木が生い茂っているオアシスもあるから木材の調達が出来るとやれる事が増える」
王女「そうですね…私も考えて見ます」
『数日後』
王女「道が出来るや否や早速人が往来する様になりましたね」
魔女「わらわも嬉しいのじゃ…見て見よ…道のわきにサボテンを植えて行く人も居る」
王女「復興の兆しが見えて私も元気が出てきました」
アサシン「この調子で実効治安していれば民はこちらの味方だ」
王女「各オアシスの調査をしていて分かったのですが緑化がかなりの速さで進んでいる様です」
アサシン「それは精霊樹の影響だな…どういう訳か遺跡に精霊樹が生えたのだ」
王女「遺跡はもう小さな森になってきていますね」
魔女「ここら一帯かつては広大な森じゃ…元に戻ろうとしておるんじゃな」
王女「おかげで羊が良く育っている様です」
アサシン「次は木材を使って羊を守る柵を作るのだな…ウルフが来てしまっては元も子もない」
王女「分かりました…手配させておきます」
アサシン「ねぎらい様の酒も用意した方が良い…この辺りはサボテン酒が名産だ」
魔女「さて…わらわはカタコンベの掃除に戻るとするかの…魔術師達に任せっきりじゃ悪いでのぅ」
王女「人出が欲しい場合は言ってください…少しは出せますから」
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