勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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490:名無しNIPPER[sage]
2020/10/01(木) 09:45:28.66 ID:whSJU1gn0
『飛空艇』


シュゴーーーーー バサバサ


女戦士「お前…魔女にあんな事して良かったのか?」

女海賊「フン!!あんな女!!知らない!!」プン

女戦士「何故そのように怒っている?」

女海賊「魔女は勇者が魔王になる事を知っていて私たちに話さなかった…精霊の事も知ってて教えなかった」

女戦士「言えなかったのでは無いか?」

女海賊「ちゃんと教えてって言ったさ…悲しゅうなるから時が来たら…とか言って」

女戦士「私は話の前後が分からんのだが…勇者が魔王になると言うのは本当なのか?」

女海賊「お姉ぇはシャ・バクダ遺跡の勇者の像を見たよね?」

女戦士「あぁ…アレか」

女海賊「なら分かってんじゃん!!」

女戦士「ならなお更お前には話せなかったのだろう…お前には」

女海賊「勇者の定め…そんなもん私がぶっ壊してやる」ギリリ

女戦士「早まるなよ?」

女海賊「言われなくても分かってんよ…」

ローグ「正面!!ゾンビが集まってるっす」

女戦士「む!!あのゾンビ共は固まろうとして居るのか?」

女海賊「そうだよ…集まって人の形になる」

ローグ「あっちでもトロールが暴れているっす」

女戦士「これでは人間の軍隊は手も出せん」

女海賊「トロールは私らの敵じゃないよ…森を守ろうとしているだけ」

女戦士「どうする?ドラゴンライダーに任せておいて良いのか?」

女海賊「私が作った爆弾で吹っ飛ばす!!魔王の欠片なんか知るもんか!!」

女戦士「…これだな?…随分沢山作ったな」

女海賊「私が言うタイミングで爆弾落として!!…1個で良いから…3…2…1…今!!」


ピカーー チュドーーン


ローグ「やややや、やりやした…すごいっすねこの爆弾!」

女戦士「…驚いたな…この大きさであの爆発か」

女海賊「原爆弾ってんだ…ウラン結晶から作ってる」

女戦士「これで遺跡から湧いて来るゾンビを留めるのだな?」

女海賊「そう!!あのゾンビの塊は多分魔王だよ…器の無い魔王はああやって固まろうとしてる」

ローグ「それをギリギリまで防ごうって訳でやんすね?」

女海賊「まだそっちの樽の中にいっぱい作ってあるから出来るだけ食い止める」



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