勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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436:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:37:07.94 ID:JyBdSu8i0
『シャ・バクダ遺跡地下』


盗賊「驚いたな…こりゃ遺跡じゃ無ぇ…森の根っこだ」

商人「森はまだ生きて居たのか…根のまま200年眠ってるんだ」

ホムンルクス「新しいクラウドへのアクセスポイントを発見しました…接続してもよろしいでしょうか?」

商人「!!?こんな所に?接続してみて?」

ホムンルクス「承認…新しいアクセスポイントとして登録します」

商人「何がある?」

ホムンルクス「多数の大容量データが存在します…容量が大きすぎて読み込むことが出来ません」

商人「エルフの森と同じか…そうか森の根を使ってクラウドって奴を構築してるのか」

ホムンルクス「その様です…恐らく森の木々がアンテナになっていると思われます」

盗賊「てことはエルフの森にも同じような地下があると思って良さそうだな」

商人「そうだね…ハイエルフが守っているのは恐らくこういう場所だ」

女海賊「この通路ってなんでうっすら明るいんだろう?」

ホムンルクス「光苔です…木の根に光苔が付着しています」

女海賊「おぉぉちょっと持って帰ろ」ゴシゴシ

盗賊「しかしまぁ随分と長げぇ通路だな…どこまで続いてんだ?」

商人「この通路を横にそれてしまうともう帰れる気がしない…完全に根の森の中に入ってしまう」

ホムンルクス「地下では衛星による座標の取得が出来ません…迷わない様に注意してください」

女海賊「ここって人が避難して暮らせる環境じゃ無いよ?」

商人「…うん…予想外だよ…地下に導く案はだめだ」

盗賊「もうちょい行って何も無い様なら引き返そう」

商人「そうだね…それにしてもこの地下に作られた根の回廊は今まで見たどの遺跡よりも新しい」

盗賊「これが俺達の時代が未来に残してる構造物ってか?」

商人「構造物というか…文明はこういう形もあるんだなってさ…キ・カイの遺跡に引け劣らないと思うよ」

盗賊「何も無ぇけどな」

女海賊「ねね…この通路はあそこで突き当りっぽい…ちょっとした部屋みたいになってるね」

商人「そこまで行ったら戻ろうか…」


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