437:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:37:34.62 ID:JyBdSu8i0
『精霊の御所』
商人「周りを囲んでる石は多分石になったトロールだね」
女海賊「真ん中の石の器…ここに入って精霊は休んだのかな?」
商人「そうかもね?これだけか…」
女盗賊「ちょっと器で横になってみる…よっ」
商人「…」
盗賊「ヌハハ寝心地良いか?」
女海賊「これさ…多分ホムちゃんが居た所と同じだね…きっとこの器にあの液体が入るんだ」
商人「ガラス容器の事かい?」
女海賊「そそ…中に液体と一緒にホムちゃんが入ってた」
商人「…なるほど…ここでエネルギーを節約していたという事か」
ホムンルクス「その液体はエリクサーという薬です…生体の治癒薬になります」
女海賊「おぉ…飛空艇に樽一杯積んであるよ」
盗賊「それにしても本当に何も無ぇな…帰ろうぜ?」
商人「神秘的じゃないか」
盗賊「俺ぁそんなのに興味は無ぇ」
商人「オーブは何処にあるんだろう?」
盗賊「この根の森の中を探せってか?時間が掛かり過ぎる…こんなんじゃ地図も描けねぇ」
商人「女エルフならオーブで知識得る事が出来ると思うんだよね…」
盗賊「なるほど」
商人「ホムンルクスは歩いた記憶はちゃんと覚えてるよね?」
ホムンルクス「はい…」
商人「君は一人で歩いてオーブを探して後で地図に出来るかい?」
ホムンルクス「はい…」
盗賊「ホムンルクス一人置いて行くのか?」
商人「ここはトロールに守らせておけば安全だと思うんだ」
盗賊「そらそうだが…心配じゃ無ぇのか?」
商人「どうする?ホムンルクス…」
ホムンルクス「私は大丈夫です…」
商人「よし…僕たちは戻って情報収集しよう…あとでここまで迎えに来るよ…良いね?」
ホムンルクス「はい…」
盗賊「俺達はホムンルクスが居ないと入り口から入れねぇんじゃ無ぇか?」
商人「あぁ…忘れてた」
ホムンルクス「トロールには私から話しておきます」
盗賊「言う事聞きゃ良いが…まぁ何とかなるか!!」
ホムンルクス「では…外までお送りします」
商人「頼むよ」
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