勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
1- 20
435:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:36:37.52 ID:JyBdSu8i0
『地下へ続く扉』


商人「どう?」

盗賊「ここの扉は古代遺跡じゃぁねぇな…やっぱ200年程度前のもんだ」

商人「開きそう?」

盗賊「石の蓋って感じだ…こりゃパワーで開けるしか無ぇ」

女海賊「爆弾の出番?」

盗賊「こんな分厚い石は爆弾でも無理だろ?」

女海賊「んんんん…爆弾いっぱい使うのはもったいないかぁ…どしよ」

商人「どうやって運んだんだろうね?」

盗賊「なんでまた階段の途中にこんなにぴったり石が蓋してるんだ?おかしく無ぇか?」

女海賊「ねね…この石ってさ自分で歩いて来たんじゃない?」

盗賊「石が歩く?…あああああ!!エルフの森に居るトロールか…そういや昼間はこんな感じの石になるな」

商人「昔はこの一帯は森だったらしいからその可能性はあるね」

女海賊「もしかしてずっとここを守ってたりして」

盗賊「こいつ…生きてんのか?」

商人「ホムンルクス…火の国シャ・バクダの資料を君は読んだよね?何か知らない?」

ホムンルクス「はい…シャ・バクダはかつて広大な森で東のエルフの森と繋がって居ました」


主にトロールの生息地と言われていた様です

現在ではトロールは住処を失いエルフの森に生息している様です

トロールは現在のエルフと同様に森を守る妖精として

精霊の力によりその命を預かりました


ホムンルクス「今関係のある事はそのくらいの事しか分かりません」

商人「その話を聞いてピンと来た事がある…君は森の言葉を話せたね?」

ホムンルクス「はい…」

商人「君はトロールに命令する事が出来るんじゃないか?」

ホムンルクス「分かりません…やってみましょうか?」

商人「うん…」

女海賊「…なんかすごい展開」

ホムンルクス(トロール…聞こえますか?)

ホムンルクス(道を開けて下さい…聞こえていますか?)

トロール(…)ズズ

女海賊「お!?」

ホムンルクス(私たちを通して下さい)

トロール(…)ズズズズ ズーン

盗賊「おぉ…マジかよ」

商人「ホムンルクス…君はスゴイね…精霊の力はこういう風に使うんだ…」

盗賊「トロールは魔物の中でも最強クラスだぞ?そいつに命令できるってどういう事よ」

商人「…これではっきりした…トロールは今でも森を守ってるという事だ」

ホムンルクス「道が開けました…」

盗賊「あ、あぁ…そうだな驚いて無いで中に入ってみるか」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice