勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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380:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:06:45.43 ID:JyBdSu8i0
『軍船』


ザブーン ザブーン


商人「…それで情報屋はここに残るんだね?」

盗賊「そうだ…情報屋には子供たちの面倒見を頼んだ…俺が好きにして良いって条件だったからな」

商人「良いのかい?情報屋?」

情報屋「丁度良かったのよ…精霊起源説の論文も作らなきゃいけないし」

盗賊「まぁとにかく狭間の外で闇が開けるまで生き抜いてくれ…明けたら迎えに来るからよ」

情報屋「任せて?」

盗賊「俺の船に100日以上は食料がある…上手い事使ってくれな」

商人「それで…女戦士とローグはドワーフの国に行くと言うのは?」

女戦士「シン・リーンの軍船は私たちが使わせてもらう…魔女と魔術師達には了解済みだ」

女戦士「ドワーフの国まではここから10日程度だ…向こうの様子を見てからシン・リーンへ戻る」

商人「やっぱりドワーフの国も心配かぁ」

女戦士「それもあるが…折角近くまで来たのだ…顔を見せておかんとな」

ローグ「あっしはうれしいでやんすよ〜彼女と旅をするなんて夢の様でやんす」

女戦士「私はお前の彼女でも無いしお前は私の何者でもない…勘違いするな」

魔女「気球の改造はまだ掛かりそうかのぅ?」

商人「そうだね…まぁしばらくは軍船で一緒に行く感じになるね」

女戦士「気球に7人乗る事になるが…」

商人「女海賊が言うには気球に乗ってる炉と木材を降ろす事になるから7人でも行ける計算なんだって」

女戦士「剣士、女海賊、魔女、女エルフ、盗賊、商人…そしてホムンルクス…良い構成だな」


魔術師「そろそろ出港します」


情報屋「あぁじゃぁ私…降りるわ」スタスタ

盗賊「娘と子供たちを頼む!!…これはお守りだ!!」ポイ

情報屋「あなたのミスリルダガー…良いの?」パス

盗賊「俺は泥棒だ…鍵開けが専門なんだ」

情報屋「借りておくわ…ちゃんと取りに来てね」

盗賊「分かってる…預かっといてくれ」

商人「論文出来たら僕にも見せて」

情報屋「あなた達のお陰で良い論文が書けそうよ…良い伝承も残せると思う」


ギシギシ ググググ


盗賊「船が出ちまった…危ねぇから早く戻れ!!」

情報屋「じゃ…また逢う日まで」ノシ



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