勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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381:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:07:11.40 ID:JyBdSu8i0
『気球』


ゴソゴソ ゴソゴソ


盗賊「…えらくスッキリしたな」

ホムンルクス「あれはこうして…これはああして…」

商人「女海賊?この謎の機械ってホムンルクスに聞いて使ってるの?」

女海賊「そうだよ…それは時計…これは水銀柱」

商人「使い方も教わった?僕も知りたいな」

女海賊「時計は時間を正確に測る機械…水銀柱は高度を測定する機械…そこにある水頭柱は速度を測る物」

商人「へぇ…君に理解出来るんだ?」

女海賊「はぁ!!?バカにしてんの?私の得意分野なんだけど」ゴソゴソ

盗賊「これが例のウラン結晶からエネルギーを取り出す装置か?」

女海賊「触ると火傷するよ…それで魔石にエネルギー転換して球皮に熱い空気入れる」

盗賊「炉の代わりだな?」

商人「こっちの魔石は?」

女海賊「その筒に空気が通る様になってて風の魔石で推進力にしてる」

盗賊「すげぇな!!ホムンルクスに教えてもらったんか?」

女海賊「やっぱ私をバカにしてんな…全部私の発明!!あっち行けスカポンタン」

ホムンルクス「私は魔石に関する知識は本で読んだ知識しかありません」

女海賊「ちょっとさ…テスト飛行したいんだ…どいてくれる?」

盗賊「あぁ悪りぃな…下で見てるわ」


フワリ シュゴーーーーー


盗賊「うはぁぁぁ…もう気球の動きじゃねぇな…ドラゴンじゃねぇか」

商人「おどろいた」

盗賊「む…あいつ照明まで用意してるのか」

商人「いやぁぁ本当にスゴイね…」

盗賊「そうか…俺が持ってるこのライトと同じことを望遠鏡使ってやってるんだな?」

商人「本当…センスあるねあの子は」



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