勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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324:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:36:54.35 ID:JyBdSu8i0
『部屋』


女海賊「木の根っこ…ハーブ…きのこ…骨…クッソまずいんだけど」モグモグ

女戦士「材料が無いのだガマンしろ」

剣士「おいしいよ…ねぇ女エルフ?」

女エルフ「うん…」

女戦士「さて…魔女…私たちは祈りの指輪をここまで持ってきたのだがこれからどうすれば?」

魔女「器を探さねばならぬ…精霊を解放しなければ今度こそ世界は滅ぶやもしれぬ」

女エルフ「魔女様?魔王の復活は私が阻止しました…それでも世界は滅ぶと?」

魔女「この闇じゃ…この闇を人間は生き延びる事が出来ん」

女戦士「100日の闇を生き延びれば良いのでは?」

魔女「…それが出来んのじゃ」

女戦士「シャ・バクダの魔方陣の中なら生き残れると…」

魔女「100日はどこでの100日と思うておる?ここは狭間の奥なのじゃぞ?」

女エルフ「え!?…もしかして現実世界の100日…」

魔女「そうじゃ…狭間の中であれば1000日なのか2000日なのか」

女戦士「…そんな」

魔女「現実では闇に落ちてからまだ数刻も経っておらん筈じゃ…どういう事か分かるかの?」

女戦士「…この闇を3年か…5年か生きろ…そういう事なのか」

魔女「そうじゃ…その間光は無く植物も育たず…人々は互いに争い合いほとんどの人間は死んでしまうじゃろうて」

女エルフ「それが魔王の言う調和の時…ハイエルフが恐れていた事?」

女戦士「では200年前の大破壊はどうやって生き延びたのだ?」

魔女「魔方陣の中で少し…あとは海で生き残った者が居ると師匠から聞いて居る…詳しくは分からんのじゃ」

女戦士「やはり器を探して精霊を呼び覚ますしか選択が無いのか…」

魔女「指輪はどこじゃ?」

女エルフ「私が持っています…これです」

魔女「その指輪はわらわが預かろう…下手に使っては危険じゃからのぅ」

女戦士「その指輪で精霊を夢幻から解放出来ると聞いてるが…」

魔女「これは量子移転という魔術が込められた指輪じゃ…祈った事を移転させるのじゃ」

女海賊「魔女はその魔法使えるの?」

魔女「量子移転は禁呪でのぅ…移転する量の抑制が解明されておらぬ故…非常に危険なのじゃ」

女戦士「その力を使って夢幻に居る精霊の魂を移転させるという事だな?」

魔女「そうなるのぅ」

女戦士「精霊が戻ったとしてどうやってこの闇を祓うのだ?」

魔女「それは誰も知らぬ…しかし伝説では幾多の闇を祓っておるのじゃ…信じるしかあるまいて」

女戦士「この話をアサシンは知っているのだろうか?」


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