323:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:36:20.00 ID:JyBdSu8i0
『魔女の部屋』
リーン…
魔女「女エルフ?起きるのじゃ…」
女エルフ「ハッ…剣士は何処へ?女海賊!!剣士を呼んで!?」
女海賊「え?あ…剣士?剣士?起きて?」
剣士「…ぅぅぅ」
魔女「おおぉぉぉ軌跡じゃ…わらわは伝説を見てしもうた」
女海賊「剣士ぃ!!」ぎゅーー
魔女「伝説は本当じゃった精霊が勇者を夢幻から連れて来おった…」
女戦士「…精霊?勇者?」
魔女「女エルフ…主は夢幻で何をしておったのじゃ?精霊樹じゃったのであろう?」
女エルフ「はい…精霊樹になって剣士を待っていました」
魔女「そうじゃ…夢幻の中の精霊樹がここに勇者を蘇らせたのじゃ」
女戦士「話が交差しているが…」
魔女「それは関係ない…わらわがこの事を間違えなく伝え残したとしても」
魔女「後の世には精霊が勇者を夢幻から連れて来たとしか伝わらぬ…伝説とはそういう物じゃ」
魔女「これ剣士とやら?気は確かか?何か覚えておるか?」
剣士「僕は…どこでどうなったの?…混乱してる」
魔女「そうじゃろうて夢幻の中で何年何十年と経っておるのじゃ」
女エルフ「私は夢幻の門をくぐって20年程居た気がします」
魔女「それは大変じゃったのう…何にせよ戻ってこれて本真によかった」
女海賊「ねぇ剣士?夢幻の出来事は今覚えてるの?」
剣士「うっすらと…覚えてる」
女海賊「誰が誰なのかも?」
剣士「なんとなく…精霊が誰で本当の勇者が誰だったのかも…」
女海賊「あのね…そうじゃなくて私の事言ってるんだけど!!」
剣士「え?あ…アハハ君は出てこない」
女海賊「ちょ!!マジぶっ殺してやろうか?」
剣士「…でもスゴイお世話になった人が居てさ…大好きだったんだけど何処かに飛んで行っちゃったんだ」
女海賊「誰ヨ誰ヨ…どこに飛んで行ったのヨ?」
剣士「すぐ居なくなっちゃうんだよ…誰だったかなぁ…大好きだったんだけどなぁ…んんん」
女戦士「頭は回っている様だな…みんな帰って来たし私が料理でも振舞おう」
女海賊「お姉ぇ!話ぶった切んなって」
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