勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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270:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 01:02:45.01 ID:s4Ww8Seh0
盗賊「ちぃぃ…今から酒飲もうと思ってたのによ」

アサシン「酒なら気球の中でも飲めるでは無いか」

情報屋「この小さな家では子供たちが寝たら私達が横になる場所なんかないわ…」

盗賊「まぁそうなるな…しゃーねぇ行くか」

商人「魔方陣が上手く行って安全そうだから娘たちに任せてしまって良さそうだね」

盗賊「おい!娘1!!今日からお前が女盗賊の代わりをヤレ…みんなの母さん役だ…出来るな?」

娘1「またどっか行くの?」

盗賊「大丈夫だ…用が済んだらすぐ帰って来る」

娘1「誰か来たらどうすんのさ?」

盗賊「お前が判断しろ…このミスリルダガーを渡しておく…何かあったらコレで子供たちを守れ」ポイ

娘1「魔物と私が戦うの?マジで言ってる?」

盗賊「大丈夫だ…女盗賊はそうやってお前たちを守って来たんだ…今度はお前の番だ」

商人「何かあっても家の中に逃げれば魔物は追って来ないよ」

盗賊「食い物は納屋の中に入れてある…上手い事節約して食え」

娘1「…分かった」

盗賊「それから俺の持ち金を預けておく…少しづつ使うんだぞ?いいな?」

娘1「心配しなくて良いよ…お姉ぇにいろいろ教えてもらったからさ」

盗賊「…ちょっと待て…知らん男を家に連れ込むのだけはヤメロ…俺が帰れなくなる」

商人「アハハハ」

娘1「ちょ…そんな訳無いじゃん」

盗賊「女盗賊とはそれが原因で揉めたんだ…もうやめてくれ」

娘1「お姉ぇは仕事なんだからしょうがなかったんじゃないの!?」

盗賊「ああああもう良い!兎に角だ…家族だけしっかり守れ…いいな?」

娘1「分かってるってうっせーな」

情報屋「ウフフ家族って良いね…うらやましい」

盗賊「じゃ食ったら行くぞ!!」ガブガブ


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