勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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168:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:06:46.89 ID:s4Ww8Seh0
女戦士「…落ちて行った」

女海賊「あぶぶ…断崖すぐソコじゃん!!やっぱ暗い所で高度下げるの無いわ…」

女エルフ「見て!!断崖の淵」

女戦士「なるほど…トロールの足をすくって谷底に落としてる訳か」

女エルフ「こっちに気付いた様子は無さそう」

女戦士「野営跡が見えるな…という事はここは最後尾だ!断崖沿いに北へ進路を変えろ」

女海賊「アイアイサー!!」


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女戦士「見えた…断崖から少し森に入った所にちょとした拠点を作っている…あれが本隊だ」

女海賊「見せて見せて?…んんん?攻城塔が沢山ある」

女戦士「木の上が寝床になっているのだろう…長期戦の構えなのだが…」

女海賊「あの攻城塔は弓が怖くて近づけないなぁ」

女戦士「射程外の高さを維持しろ…おそらく徒歩で1日程前方が最前線だ」

女海賊「こんな場所に拠点構えてさぁ…補給どうすんだろ?」

女戦士「ドラゴンさえ居なければ気球で問題ないな…しかし今は補給出来ん状況…だから交渉なのだ」

女海賊「それにしても良くこんな拠点作ったね…堀も柵もあるし」

女戦士「人海戦術の成せる業だな…」

女海賊「これさぁ…私たちの所にドラゴン来たらどうすんの?」

女戦士「こっちにはエルフが居る…襲って来ん事を願うのだな」

女エルフ「下!!」

女戦士「んん?行軍してるな…夜明け前だというのに」

女海賊「前に光が沢山見えてきた」

女戦士「多い!!…包囲しているのか?…違うなトロールを焼いているな」

女海賊「燃えているのはトロール?」

女戦士「そうだ…トロールは火で炙ると動きが鈍くなる」

女海賊「良い目印!トロールの向かう先に行く!」

女戦士「待て!!場所は把握した…夜明けまで高度を上げて様子を見る」

女海賊「おっけ!」

女戦士「剣士!千里眼の用意は良いか?ピンポイントで対象に接触したい…出来るだけ詳細に頼む」


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