167:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:06:20.03 ID:s4Ww8Seh0
---夜---
女戦士「あとどれくらいで断崖だ?」
女海賊「夜明け前には着くよ…野営していればもう火が見えててもおかしくないよ」
女戦士「靄が掛かっていて見えんな」
女海賊「もう少し高度下げようか?」
女戦士「そうしてくれ」
ビョーーーウ バサバサ
女海賊「どう?」
女戦士「靄が濃い」
女海賊「女エルフ!?断崖の高さってどれくらい?あんまり高度下げると正面からぶつかっちゃうよね?
女エルフ「200メートルくらい」
女海賊「高っか…聞いてて良かった」
女戦士「それ程の高さなら目視出来る筈…まだ先か?」
女エルフ「森で覆われていて分かりにくいと思う…100メートルを超える木も沢山あるから」
女戦士「聞いたことがあるな…木の上に木が生えているらしい」
女海賊「あぁぁ…だから森っていう字なんだ…納得」
ワオーーーーーン ワンワン
女海賊「遠吠え…剣士!?何言ってるか分かる?」
剣士「侵入者…」
女戦士「ん?こんな所でか?今は断崖の下の筈だ…戦隊の展開を読み違ったか?」
剣士「高度上げないと断崖にぶつかるよ…」
女戦士「やってるって!!お姉ぇちゃんと前見てて!!少し旋回しながら上げる」
女戦士「ちぃ…靄が濃い」
剣士「…この土の匂い」クンクン
女エルフ「トロールね」
剣士「上にトロール!!」
女戦士「上だと!?うわ!!」
ヒューー ドシーン
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