138:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:48:59.95 ID:JwosRg690
女海賊「おい!起きろぉ!!」グイグイ
剣士「う〜ん…おはよう」ムニャ
女海賊「あんたが一番遅いんだよ!飯だ飯ぃ!!」
剣士「なんか機嫌悪い?」
女海賊「あっちでみんな集まってんだ!早くして!」
剣士「今行く…」イソイソ
女戦士「起きたな?この辺りでは珍しい木の実と木の芽だ…野菜もあるぞ?」
剣士「ごちそうでは無いけどイイね…いただくよ」モグ
女海賊「お姉ぇ指示書読んだ?」
女戦士「あぁ…セントラルの情報収集に人駆を回せという件だな?何が起こっている?」
女海賊「ぃぁそこじゃない…気球を私にくれるっていう所」
女戦士「気球はまだ移送中だ今日の日暮れまでには届く…それまで待て」
女海賊「夕方かぁ…望遠鏡の取り付けとか改造したかったのに」ブゥ
女戦士「それよりセントラルの状況だ…数万の兵で森へ魔物討伐に出ていると聞くがどうなっているのだ?」
女海賊「え!?初耳」
女戦士「シャ・バクダにも徴兵に来ていたのだが…」
女エルフ「数百ではなく数万?…そんな…」
剣士「2か月ほど前に法王庁の衛兵がセントラルから出たのは知ってる…2個中隊って言ったかな…」
女戦士「ふむ…それは別動隊だな…アサシンからは何も聞いて居ないのか?」
女海賊「う〜ん政治的な事は教えてくれないなぁ…てか私が理解出来ない」
女戦士「…そうか仕方が無いな…その様子だとセントラルの第3皇子が戦死したのも知らんな?」
セントラルでは随分前からゴブリンとリザードマンの襲撃があってな
若い第3皇子は功を焦って魔物討伐隊を指揮したのだが
ゴブリンの放った流れ矢に当たって戦死したのだ
ここで第1皇子と第2皇子の権力抗争が始まる
魔物にやられたままでは体制維持が難しいと考えた第1皇子は
権力基盤を固める狙いで仇討ちを称し魔物討伐隊を再編成する
その規模は2個師団…約5万の兵を招集し森に進軍したのだ
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