119:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:37:21.53 ID:JwosRg690
女エルフ「火炎魔法の触媒は硫黄と松脂」
女海賊「両方とも爆弾の材料だよ…持ってる」
女エルフ「電撃魔法は銅の欠片」
女海賊「銅貨コインでいける?」
女エルフ「罠魔法は植物の種と水」
女海賊「種…鳥の餌でいけるんかな?」
女エルフ「これらはエレメンタルの力を借りる代わりに支払う対価」
女海賊「はぁ?何のこっちゃ?」
妖精「物質の無いあの世では高価な物なんだよ?こう言えば分かるかな?」
女エルフ「魔法は古にエレメンタルと交わした契約に沿って行うの」
女海賊「なんかよくわかんないけど…隕石とかも落とせる?」
女エルフ「それは大魔法の一種…人間の魔女達が研究しているもの…」
女海賊「そっか…200年以上前にシャ・バクダが滅んだのは隕石だってアサシンが言ってたからさ」
女エルフ「アサシン?」
妖精「女海賊の飼い主だよ…人間だけどね」
女エルフ「あなた…人間に協力しているのね?」
女海賊「協力というか…ドワーフの教えはちゃんと守ってる」
女エルフ「ドワーフの教え…勇者の保護ね?」
女海賊「どこに居るのか分かんないんだけどさぁ…アサシンが勇者を探してるから便乗してるって感じかな」
女エルフ「私たち魔物の敵は人間…の筈」
女海賊「人間も悪い奴ばっかりじゃ無いよ?あんたも半分人間でしょうに?」
女エルフ「私は…私は…」
女海賊「かくいう私もドワーフと人間のハーフなんだけどね」
女エルフ「あなたもハーフ」
女海賊「パパが言ってたさ…複雑な心を持っているのが人間だって」
女エルフ「私の心は人間…なの?」
女海賊「犬猿の仲のドワーフとエルフがこうやってお話出来るのも人間の心があるからかもね?」
女エルフ「ドワーフとこんなに話が出来るなんて…」
女海賊「あんたん所のハイエルフは話が通じると思う?」
女エルフ「…」
女海賊「…そういう事」
----------
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20