144: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/22(火) 21:41:56.71 ID:CC20O+KU0
先生が看護師さんを呼ぶ。私はうずくまり、ただ泣くだけ。
処置室に促され、私はジアゼパムを注射される。酩酊する感覚、そして私は、眠りに落ちた。
どのくらい経っただろうか。
目を開けると処置室には誰もいない。ドアを開けると、待合室にちひろさんがいた。
「あ、目が覚めました?」
「ええ……はい」
私はぼうっとした頭で返事をする。ちひろさんはふらつく私を支え、診察室へと連れて行った。
「少し、落ち着かれましたか」
「……はい」
未だはっきりしない頭のまま先生から問われ、曖昧に返事をする。
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